2011/3/12と4/17と9/29 木村商店(山田町)盛岡市らら・いわて店

3/11の本震の後、盛岡市内は3/13お昼ころまで停電しているエリアがほとんどでした。
信号機のつかない道路をゆずりあいながら徐行する車、暗いコンビニに整然と行列する光景など、現実感のない数日でした。
情報収集もままならず、沿岸部の甚大な被害の状況は、この時まだ断片的にしか知ることができませんでした。

山田町にある木村商店さんは、
もっと通・いわて各店でもイカ徳利やサバの味噌煮など販売させていただき、お世話になっておりましたが、
震災直後ご連絡のとれないメーカーさんの一つでした。
盛岡市のらら・いわて内には、木村商店さんの支店があります。
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震災前は併設の食堂も人気でした。

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*こちらの食堂は現在閉鎖されており、再開の見通しはたっていません。

3月12日。
盛岡市内でもほとんどの店舗がシャッターを下ろしている中、
らら・いわてさんは時間短縮(照明設備がない為、日没に合わせ閉店)で営業していると聞き、訪ねてみました。

らら・いわて内の木村商店さんのブースには、冷凍・冷蔵の商品が多く、
停電のため品質が保てなくなる前にお召し上がりいただきたい・・・と接客されていた店員さんに、

「山田町のお店とはご連絡とれましたか?」

とお声をかけると、表情がぐっとこわばりました。

お店の誰ともまだ連絡がとれていないこと、
ニュースの映像をみるかぎり、本店や工場のあった場所は確実に被害を受けていると思う。
心配でどうしたら良いのか全くわからないが、目の前にある商品を無駄にはしたくない。
今できることは、できる限り残りの商品を買ってもらうことだけ。


少し涙ぐみながら、そうお話されていた姿が今でも忘れられません。

その3日後、木村商店 らら・いわて店さんからお電話をいただきました。
山田町のお店も工場も、やはり津波に流されてしまったが、社長さんご一家と、
従業員の皆さんはご無事とのお知らせでした。(後に1名の従業員の方が犠牲になられたことがわかりました)
うまく言葉にはなりませんでしたが、地震後、ずっとぼんやりしていた自分にも、その時はじめて感情らしいものが戻ったように思います。

4月17日。
再び らら・いわてさんを訪ねてみると、休止中の木村商店さんのブースには
店長さんからのコメントと、お客様の応援メッセージでいっぱいになったノートがありました。

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▼らら・いわて店 店長さんのコメント▼
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これからの長い道のり、被災されたメーカーさんのご苦労を重く感じると同時に、
再開をあきらめていない言葉に、励まされました。
自分たちも少しでもお役に立てることを探さなければと・・・

その後、木村商店さんは仮設の作業場での製造を始め、一部の商品から販売を再開されています。

9月29日。 

再開当初に比べ、品揃えもかなり増えてきました!
木村商店 盛岡らら・いわて店 2011.09.29

【木村商店】 盛岡店
〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-3-6 農林会館1F らら・いわて内
営業時間10:00~18:30(定休日:第2水曜日)



大きな地図で見る

現在は、本社工場跡地にも仮の作業場を建て、看板商品のいか徳利の製造も再開されています。
次回はその山田町の工場の様子をお伝えします。
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